JMM コンセプト

 

[JMM464Ex] ケニアからの緊急レポート&アピール
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
JMM [Japan Mail Media]                  No.464 Extra-Edition
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
http://ryumurakami.jmm.co.jp/
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

▼INDEX▼
■ ケニアからの緊急レポート&アピール
■ 編集長から
■ 滝田明日香 :家畜獣医(ケニア在住)

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■ 編集長から
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

ケニアでは内乱状態が続いています。坂本龍一らが運営していて、わたしもメンバ
ーであるAP(Artists' Power)の、滝田明日香さんからのレポート&アピールを紹
介します。
マサイマラ国立公園は、わたしも31年前に新婚旅行で訪れました。言葉では表現
できない美しい場所で、キリマンジャロと動物たちの夢を、今でもよく見ます。滝田
さんのアピールに多くの方に賛同していただきたいと思います。
村上龍
●AP (Artists' Power)
<http://www.artistspower.com/index2.html>
■AP (Artists' Power) 加入時の、滝田明日香さんの自己紹介文です■
みなさま、はじめまして。ケニアに住む家畜獣医の滝田と申します。
私は日本で生まれましたが、6歳から現在まで海外生活をしています。小学校は日
本語、中学から大学までは英語教育を受け、アメリカの大学で動物学を学んでいる時
にケニアに留学生として来たのがアフリカ生活の始まりです。その後、ナイロビ大学
の獣医学部に入り、アフリカで獣医になりました。現在はマサイマラ国立保護区の近
辺のマサイの家畜を対象とした巡回獣医プロジェクトに関わっています。(後略)
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

■滝田明日香(家畜獣医)

ケニアの暴動は悲しい限りです。この1ヶ月でケニア中で1000人以上の死者が
出て、家などが焼かれて家なしになった人たちも50万人以上も出ています。おとと
いはODMのMP(member of parliament、国会議員)が何者かに暗殺された後、ア
ナンが同席してキバキ大統領とライラの会見があったけど、全然問題を解決しない話
でガックリでした。

キバキは影響を受けている地区に32の警察署を作る」などと傷に絆創膏を張るだ
けの問題解決法しか報道せず、根本的な問題解決方法はいっさい報道なし。しかし、
ナイロビのスラムではパンガ(山刀)で群衆が人を切り刻んで家を焼き払ったりされ
ているのに外国人や上流ケニア人社会の生活には「暴動がある場所にいかないように
気をつける」など以外は、実際的な危害はありません。しかし、このケニアの失態に
よる影響で経済は大打撃を受けています。ケニアの大切な紅茶産業ではカレンジン族
の土地でカレンジンが暴れていて、切り花産業のナクルとナイバシャではキクユ族の
土地なのでキクユがルオー族を殺し、観光業はお客が来ないので90%近くのビジネ
スがなくなり、コーストの方や多くの公園のロッジも客より従業員が多いので営業を
し閉鎖してる状態です。

観光客が来なくなったマサイマラ国立保護区はパークフィーが激減し、レンジャー
たちの給料や密猟対策の資金がなくなって大変です。マラコンサーバンシーは海外か
らの寄付などの頼らず今まで保護区の入園料のみで密猟対策や道修復などの保護区管
理を続けていたので、観光客が来なくなった今、レンジャーたちも解雇され、保護区
を密猟者から守りきれなくなりつつあります。2002年から970人もの密猟者を
逮捕してきたレンジャーたちも資金がなくなり、今、マサイマラは密猟者が攻め込む
事が可能な土地になりつつあるのです。

今まで政府のお金や海外からの寄付に頼らずに入園料だけで活動をするという自立
したスタンスを取っていたマラコンサーバンシーは、危機に立たされています。肉食
獣による家畜被害の損害賠償も払うことがままならない中、マサイが家畜を襲った肉
食獣の報復の為、ついおとといもライオンのオスが槍で殺されました。たった1ヶ月
で保護区を守る資金が観光客の激減によってなくなってしまい、レンジャーもこの広
大なサバンナのパトロールも出来なければ、密猟者を捕まえるオペレーションも不可
能だし、密猟罠を回収することだって出来ません。

マラコンサーバンシー(保護区管理施設)がマサイマラ国立保護区を守る為に、現
在、世界的に有名な環境保護リーダーの人類学者リチャード・リーキー博士とマラコ
ンサーバンシーで、「マサイマラを救おう!」というキャンペーンを始めています。
マサイマラへの観光客は約半年以上は戻って来ないと予測されています。マラコンサ
ーバンシーとその他大勢のマサイマラを大切に思っている人たちは、その半年間の保
護区管理資金 USD150,000 を集めようとしています。マサイマラに遊びに来た事のあ
る人、そして、今後マサイマラでサファリをしたいと思う人。どうかマサイマラの動
物を守るレンジャーたちをサポートしてください。観光客が来なくなり、レンジャー
たちも出動出来なくなり、密猟も今後エスカレートしてしまうでしょう。そんな状況
にならない為、マサイマラに実際に来れなくてもレンジャーをサポートしてくれる人
たちを探しています。現在のケニアには暴動があり怖くて観光に来れないかもしれま
せんが、実際に現地に来なくてもレンジャーをサポートしてあげることでマサイマラ
の保護に参加することは出来ます。マサイマラへ遊びに来ていた人たちは世界各国か
ら来ていました。日本からもこのキャンペーンに協力していただけることを祈ってい
ます。

滝田明日香
<http://www.asukafrica.com/>
----------------------------------------------------------------------------
●マサイマラ国立保護区を守る為のキャンペーンや資金集めに協力してくださる団体
があったら、マラコンサーバンシーまで連絡ください。

Mara Conservancy
P O Box 63457
Muthaiga 00619
Nairobi, Kenya
Tel : +254 20 3749 632/6, 3749655/1/4/6/8
Fax : +254 20 3749636/3740754/3740721
Email:  mara@triad.co.ke
<http://www.maratriangle.org/>

●日本の口座が必要な場合は、以下の口座への寄付も可能です。

日本の寄付口座:
「マサイマラ巡回家畜診療プロジェクト」
三菱東京UFJ銀行 
大森支店 普通預金
口座番号: 1299787

郵便振替口座:
「マサイマラ巡回家畜診療プロジェクト」
口座番号 00100-0-667889
----------------------------------------------------------------------------
滝田明日香(たきたあすか)
1975年神奈川県藤沢市生まれ。ナイロビ大学獣医学部で獣医に。卒業後、マサイマラ
国立保護区の回りに住むマサイを対象にした「マサイマラ巡回家畜診療プロジェクト」
を立ち上げ、家畜診療以外にも野生動物へのジステンパー感染などを防ぐ為、保護区
の外のマサイの犬2700匹にワクチンなどを投与している。
著書に『晴れときどき、サバンナ』『サバンナの宝箱』(共に幻冬舎)
<http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4344409116/jmm05-22>
<http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4344012607/jmm05-22>
●いろいろな方から集まった募金の合計金額やマラコンサーバンシーからの感謝のレ
ターなどを私のHP<www.asukafrica.com>に添付しています。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 

メルマガ配信登録

関連リンク


■関連リンク

獣の女医 in アフリカ
http://www.asukafrica.com/

WE CANNOT LOSE THE MARA
http://savemara.exblog.jp/