JMMでは村上龍から投げかけられる質問に金融経済のスペシャリスト達が回答をし、
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※当ホームページでは、毎週火曜日にバックナンバーを追加掲載しています。
Q.1230
配信日:2011年09月26日
海外、おもにアメリカのメディアですが、欧州(EU)の債務危機を連日大きく報道しています。現在の状況ですが、どのくらい深刻なのでしょうか。
寄稿家:
真壁昭夫
信州大学経済学部教授
現在、一部のEU諸国が抱えている債務危機はかなり深刻な状況だと思います。足元では、ギリシャの債務問題がソブリンリスクの高まりという格好で取り上げられています。ギリシャの問題だけであれば、それほど大きな影響を与えないかもしれませんが、そこから様々な問題へと発展...
寄稿家:
水牛 健太郎
経済評論家
かなり深刻な状況であることは間違いありません。最大の焦点となっているのはギリシャのユーロ債ですが、結果的にデフォルトになる可能性がありそうです。ただ、ユーロ圏からの離脱、さらにユーロ崩壊といったシナリオへの発展は、あまりにも影響が大きいために考えにくいと思い...
寄稿家:
中島精也
伊藤忠商事チーフエコノミスト
現在の欧州債務危機の意味するものは1つには欧州統合の分岐点、すなわちユーロが崩壊するのか、それともユーロを維持するために財政同盟、政治統合に進むかという分かれ目に来ていること、第2にはデフォルトが起これば、ソブリン・リスクを抱える欧州の民間銀行の破綻が避けら...
寄稿家:
北野 一
欧州の債務問題は、解決可能な問題だと思います。先日、高屋定美さんの「欧州危機の真実」(東洋経済新報社)という本を読みました。2007年〜2008年の金融危機が、経済危機をもたらし、さらに国家破産危機に至る状況を丁寧に分析した同書のなかで、私が最も重要だと思っ...
寄稿家:
中空麻奈
BNPパリバ証券クレジット調査部長
先週ロンドンに出張で行っていました。リーマンショックの際の直前にはNYに出張していたのですが、その時と今回では煮詰まり感が大きく違っているという感触を受けました。つまり、リーマンショックの時にあったのは、誰がデフォルトするかわからないという緊張感でしたが、今...
寄稿家:
杉岡秋美
生命保険会社勤務
ギリシャは放っておくと、2001年にデフォルトを宣言したことにアルゼンチンのようになりそうだということで、EUと米国による懸命に事態を回避するための努力が続けられています。EU加盟国であるということで、当然EUから援助が期待出来るわけですが、もし救援に失敗す...
寄稿家:
土居丈朗
慶應義塾大学経済学部教授
今般の欧州のソブリン危機は、金融危機と表裏一体の関係にあり、金融危機の衝撃を軽減すべく金融機関に公的資金を注入すれば財政がさらに悪化させてソブリン危機を助長しかねず、ソブリン危機を解消しようと緊縮財政を行えば、金融危機(不良債権問題)を助長しかねないという状...
寄稿家:
金井伸郎
外資系投信投資顧問会社 企画・営業部門勤務
ユーロ圏全体で見た財政収支は2011年で対GDP比マイナス4.3%の赤字の見込みですが、財政収支における循環的な要素や一時的な要因を除いた「構造的プライマリーバランス」では、ほぼ収支均衡となっています。単年度の収支でみれば、ユーロ圏全体としての財政運営の規律...
寄稿家:
津田 栄
経済評論家
欧州(EU)の債務危機は、海外では、第二の金融危機になるのではないかという恐れから、大きな問題としてメディアに扱われていますが、日本では、東日本大震災に見舞われて国難に近い状況で福島原発事故の収束を含めて復旧・復興をどう進めるかという国内問題に集中していたた...